映画
映画『Jersey Boys(ジャージー・ボーイズ)』
映画『Jersey Boys(ジャージー・ボーイズ)』を観に行って来ました。
<公式サイト> wwws.warnerbros.co.jp/jerseyboys/
ジャージー・ボーイズの「ジャージー」とは、アメリカ東海岸にあるニュージャージー州の事。
私が1973年に初めて訪れたアメリカの州でもあり、叔母や従兄も住んでいる、私にとって、なじみ深い州でもあるのです。

ニュージャージー出身のコーラス・グループ「フォー・シーズンズ」の伝記を、クリント・イーストウッドが映画化したもの。
元々はミュージカルで、こちらはトニー賞を受賞しています。
ニュージャージー州のイメージは、ニューヨークの隣り(南)の州という事もあり、日本で言うならば、神奈川県のような感じ。
昔から、ニューヨークのベッドタウンであり、リタイヤした人達やリッチな豪邸もあり、都会と自然がうまく入り混じったような州という印象です。
神戸では「神戸国際会館」の11階にある「神戸国際松竹」で上映されています。

入り口を入って、エレベーターに乗って11Fへ。


個人的感想・・・・・
「1950’s の好きな人ならば、納得の作品!」だと思います。
ストーリーは、1951年からフォー・シーズンズのメンバーを追っていく形で進んでいくので、音楽好きな方達は、結構楽しめるかな。
特に、このバンドについて詳しい方は、「あの事件が、こう描かれているのか!」と思いながら観られると思います。
但し、映画中に出て来るマフィアとの関連など、ニュージャージーの事を知らないと、わかりずらい部分もあるかも。
しかし、そのドラマ性よりも、「ファッション」や「車」から、「生活用品」などの小道具にいたるまで、その時代、時代に合わせたオリジナルの物(もしくはオリジナルに見える物)を使用して撮影されている事に、この映画の凄さを感じさせられました。
特に、メンバーの一人、トミーの不良っぷり(1950年代の不良はこんな感じのファッション!!)も良かったな~

私が初めて、フォー・シーズンズの曲に興味を持ったのは、映画『Wonders』の中に使われていた「Walk Like a Man」という曲。
1963年にリリースされた曲の中では、メッセージソングのようなイメージがあり、印象に残りました。
『Wonders』の字幕では、「友達に裏切られても、男らしく歩きなさい!」という内容だった記憶があったのですが、『Jersey Boys(ジャージー・ボーイズ)』の中では、「女性に騙された男の詩」だと言っていました。
翻訳家によってだいぶイメージが変わってしまうものだな~と思いました。

△ ワンダラーズのロビーカード

△「Sherry 」や「Big Girl Don't Cry、Walk like a Man」などの前期のヒット曲が入っています

△ 25周年記念アルバム4枚組
一番有名な曲 「Cant' take my eyes of you( 君の瞳に恋してる )」
大好きな曲 「Let's Hang On!」
この曲は1990年代にアメリカで放映されて10代に大人気だった
「ビバリーヒルズ90210」の中で、
主人公のブランドンがアルバイトしていたピーチピットという
ダイナーのオーナーであるナットさんが病気で倒れ、
店が閉店してしまう危機を救う為に、
仲間達と助けあって、ナットさん不在の店を続けるのを決めたシーンで、
店のジュークボックスから流れるのが忘れられません。
映画『Jersey Boys(ジャージー・ボーイズ)』の中で、ドラッグで亡くなってしまったフランキー・ヴァリの娘フランシーヌをイメージして流れる感動的な曲「My Eyes Adored You」など、なかなかいいアルバムセットです。
オールディーズ好き以外の人でも、好きになれるグループだと思います。
1950年代~1970年代オールディーズ~ディスコミュージックとアメリカ音楽の波に乗り続けたグループを知って欲しいです。
ちょっと余談ですが。
「ニュージャー出身の歌手」と言えば、ボン・ジョヴィやブルース・スプリングスティーンが有名ですね。
ちなみにスプリングスティーンがライブなどでも歌っている「Jersey Girl(ジャージー・ガール)」は、彼の曲ではなく、トム・ウェイツのカバー曲です。
ちなみに、名曲「Fire」も、友人 ロバート・ゴードンの曲です。
私は、長い間、フランキー・ヴァリとフォー・シーズンズがニュージャージー出身だと知りませんでした。
絵本探しのために渡米した2001年、親類の住むニュージャージーを訪れた際に、東海岸の有名なカジノの街「アトランティックシティ」の側を通りました。
道の脇にはカジノで開かれるディナーショーの大きな看板がたくさん有り、そこに「フォー・シーズンズ」の名前を見つけました。
嬉しくなり指をさすと、従兄弟が「彼らは、ニュージャージー出身なんだよ!」と教えてくれました。
映画館には、トールキンの『ホビット』のフライヤーもありました。
児童文学の映画化は興味がわきます。

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