F.O.Bスタッフ雑記

神戸・元町 アメリカ古絵本専門店 Fabulous OLD BOOK スタッフ達の日々のアレコレです。

アメリカの旅

ジムさんの贈り物

アメリカから小包が届いた。
差出人は、テキサス州アマリロの古本屋オーナーであるジムさん。

中には、ジムさんが包んでくれたと思われる二つの小さな包み。
ご丁寧にリボンもつけてれくている。

私宛の包みを開けると、出てきたのは、
1950年代に主に日本で作られたお土産用の煙草ケースだった。




横須賀ジャンバーと同じく、富士山と日本列島が描かれているのが特徴。
この手の品物は、もう60年くらい経過しているので、アメリカでもアンティ-クショップで売られている事が多い。

前から欲しかったけど、買えなかった物なので、本当に嬉しい!

*****

物の年代の話をすると、スタッフから、「なぜ、年代を判別出来るか」を聞かれるが、いつも「それは自分で勉強しましょう」と答える。

私は、「何でもインターネットで答えが解ってはいかん」と思う。
実際に物を見て、信用できる人に会って、情報を得てほしい。

絵本も同じ。
モニター画面の中の物ではなく、実物を目にする事が大切ではないかと思う。


スタッフ宛の物は、こんな感じで、ギフト包装されていた。



使われている素材を見ると、これは1960年代のフラワー・チルドレン世代のネックレスではないかと思う。これも、古い物を沢山見て来ないと判別が難しい。



*****

ジムさんの事は何度となく寄稿したり、記事に書いていただいたりした事がある。
彼は、私(店主)がアメリカ絵本探しの旅の途中で出会った大好きな古本屋オーナー。
もう20年近いつきあいだ。
テキサスに行く毎に訪ね、その後もクリスマスカードを送ったり、メールをやり取りしている。
時々くれるメールには、自分の事を「uncle jim」と書いてくれる。
私達も、本当のおじさんのような気持ちを持っている。

彼は東洋の文化に造詣が深い。
文化と言っても幅広い。尺八も吹くし、タブラも叩く。格闘技も好きみたいだし、歌謡曲も知っていた。
もちろん、書店オーナーらしく、『雨月物語』などの日本文学にも興味があるようで、何度か質問された事もあった。

ジムさんの店は、歴史ある建物を利用した立派な古書店なのだが、カウンターには竹を飾り、ピンクレディのポスターや、ガメラのフィギュアが飾ってあったりと、ジムさんの好きな物が混ざっていて、とっても自由な感じがした。

今回は、クリスマスでも誕生日でもない、何でもない日の贈り物。
おそらく、アンティークショップかマーケットで良い物を見つけ、思いついて贈ってくれたのか。
これも、なんだか、とても「自由」な感じ!

素敵な物を贈ってくれた、少し年上の友人に感謝。
そして、ずっと私達を憶えていてくれる事を、本当に嬉しく思う。
また会いたいな!

アメリカの旅

オクラホマの思い出

数日前、オクラホマ州ムーアで起こった竜巻のニュース映像を見て、驚きました。
何度か、非常に近い場所に行った経験があったからです。

オクラホマ州には親類が住んでいたせいか、
親しみを感じていますし、好きな古本屋さんもあります。


被害に遭われた方や、そのご親族に、哀悼の意をささげます。
月並みな言葉ですが・・・ 一日も早い復興を願っています。




▽オクラホマ州で購入した、お土産マグネットです。






風力発電機や、水道タンク。






▽店のドアに、アメリカ各地で買ったお土産マグネットを付けています。




『オズの魔法使い(OZ)』の影響かもしれませんが、
トルネード(竜巻)は、カンサス州のイメージが強かったです。





お土産マグネットも、カンサスはトルネードのモチーフでした。
前面のモチーフは、バネで揺れるようになっています。

アメリカの旅

アメリカの空港

古い写真データを整理していたら、アメリカの空港で撮影した写真が出てきました。
おそらく、2006年の絵本買い付け旅の時で、
ニューヨークから入国し、ロサンゼルスから出国したと思います。
道中は、すべて陸路だったので、アメリカ大陸を横断でした。
この年は、まだ片道だったのですが、その前後に、往復した事もあります。
つまり、ロサンゼルスから入国し、東海岸に到達(アメリカ大陸を横断)した後、また西海岸まで戻ってロサンゼルス空港から帰国しました。
一体、どれくらいの距離を移動して、何軒の本屋を訪ねたのでしょう・・・そのうち、ちゃんと記録を読み返してみたいと思っています。


アメリカでの空港でのチェックは本当に厳しいと感じます。
靴を脱いでのセキュリティチェックもそうですが、顔を撮影し、指紋もとります。
2009年からは、「電子渡航認証システムESTA(エスタ)」という物が必要になっています。

ロサンゼルス(LAX)では、空港内を半袖ポロシャツと短パン姿のポリスが自転車(MTB?)で巡回していました。ちょっと楽しそうに見えたりもしたのですが・・・



ニューヨーク(JFK)では迷彩服で銃を携帯して巡回していました。
※警官ではなく、軍人だったのかもしれません



これは、9.11 (2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件) の影響なのかもしれません。
自由の女神の中に入るためにも、まるで空港のようなセキュリティチェックがあった事を憶えています。

アメリカの旅

テキサスの雪景色

十数年前からお世話になっているテキサスの書店があります。
数日前、店主のジムさんから来たメールには、雪景色の写真が!
「Surprise weather」というタイトル通り。



明るい日差しが印象的な街だったので、あまりのギャップにビックリしています。
▽寒そうな鳥たち。



今日届いたメールには「snow has melted now」と書いてあったので、数日間だけの寒波だったのかもしれません。
(U)

アメリカの旅

映画『SOUL POWER』を観て、思い出した旅。

今から22年前、James Brownの伝記を読んで、彼の生まれ故郷ジョージア州オーガスタへ行った。



James Brown The Godfather of Soul

△当時、アメリカ在住の伯母に送って貰ったジュームス・ブラウンの伝記

後に翻訳本が出たが、当時はまだ出版されていなかったので、英文を少しづつ訳し、彼の育った環境や、生まれ故郷などを知った。



アメリカで伯母に会い、ニュージャージー州からフィラデルフィアへ。伯母と同行するのは、ここで終わり。
ここからは1人で長距離バスのグレイハウンドに乗り、ジェームス・ブラウン(以下J.Bと略)の故郷であるジョージア州のオーガスタを目指す。



△グレイハンドのバッグタグとチケットの一部

『Augusta(オーガスタ)』は、日本では『オーガスタゴルフ場』で知られている。

バスのポーターや運転手に、「どこまで行くのか?」と聞かれた際、「オーガスタ・ジョージア」と答えると、必ず「どこ?」と聞き返された。
その場合、「アガスタ・ジョージア」という感じで発音すると通じる。
もしかして、これは南部訛り?
南部に行くほど、顕著だったな。



ダウンタウンにあるAugustaの停留所に着いたのは夕方近くだったか。
停留所を降り、明日のバスの時間を確認。
重いスーツケースを引っ張り、宿を探しながら歩く。
歩いている人の80%くらいは黒人。
大きな病院の門の前に、白っぽい服を着た人達(患者)がいたので、「この辺で、いいモテルはないか?」と聞くと、(不機嫌そうに)そこから見える豪華そうなホテルを指さした。
とりあえず、「ありがとう」と言って、その場を去る。

でも、結局泊まったのは、ハイウェイ近くのオンボロモテル。
「このぼろいモテルで、そんなに取るのか!」と思う値段だったが、疲れていたので、近かったそこに決めた。
近所に、韓国系のアメリカ人がやっているコンビニエンスストアがあった。
普段、この周辺で東洋人を見る事は少ないのだと思う。店主はとても親切にしてくれた。



△オーガスタのダウンタウン・メインストリート

何軒か古物屋さんがあり、50'sの灰皿などを購入。
きれいな土産物屋さんがあったので入り、「J.Bの物は何か置いてない?」と聞いた。
しかし、「オーガスタには、彼の物は殆ど売っていないと思うわ。彼は今、サウス・カロライナに住んでいるからね」との返答に、なんだかがっかりした記憶がある。

その店のオリジナルらしい、(なぜか)ELVISのトレーナーを購入した。



△さらにダウンタウン・・・・・何もないです。



△一応、観光地って事なのかな?川下りの船。



△ジェファーソン・デイビスって人の石碑がついている橋があった。この人は(後に下院議員か何かになった?)軍人らしい。
このオーガスタという町は、第二次世界大戦中には、軍の基地等があったらしく、その当時は結構賑わっていたようですが、私が訪れた時には、すっかりひなびた雰囲気だった。

JBの伝記によると「子供時代、軍人相手にタップダンスを披露して小遣い稼ぎをしていた。」と書いてあった。だいぶ街も変わっているのでしょうが、あのJBのダンスの基礎は、こんなところから始まったのだな、と感じた。



△川沿いでは南部の旗がなびいていました。



△(ジョージアではないけれど)私が好きなトラベル・ロッジ・モテルの看板。
最近は、他のモテルに泊まってしまうので、あまり泊まらないのですが・・・・・この可愛いロゴも、今は変わってしまって残念。

以下はついでに・・・JBコレクション



△前      後ろ▽



アメリカで購入したT-Shirt 。すっかりおじさんのJB。



△前      後ろ▽



1993年の日本ツアーのT-Shirt
これはなかなかクール。The Hardest Working Man in Show Business,Mister Dynamaite, Soul Brother #1, などJBのあだ名が書かれている。横浜アリーナで購入した。



△前      後ろ▽



これはその後の日本ツアーの時に購入した物。
いつだったか忘れました・・・・・日本武道館だったかな?

以下は、手近にあったJBのLPレコード。





やはりJBのこの辺の曲が結構好みです。なんせパワーが違ったのでは?と感じます。(S)
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