F.O.Bスタッフ雑記

神戸・元町 アメリカ古絵本専門店 Fabulous OLD BOOK スタッフ達の日々のアレコレです。

訃報

モハメド・アリ死去のニュースを聞いて、思い出した事をいくつか。



以前、ファビュラスでも販売していたアメリカの子供向け「偉人・有名人」シリーズ。
この中に、モハメド・アリ版もあったんです!








hamu75a
Muhammad Ali : Harold Henriksen
1975年
25cm×19cm 31p ¥2,500 + Tax

ボクシングの世界チャンピオンであったモハメド・アリこと「カシアス・クレイ」を描いた作品です。

状態 : 時カバーなし、外観に少し摩れがありますが、中のページも含めて、比較的良い状態です。



カシアス・クレイから名前を変えモハメッド・アリとして活躍したアリのテーマ・ソング「アリ・ボンバイエ」

キンシャサで行われた試合でも、アリ・ボムバイエ(やっちまえ! アリ)の声援は凄かったようです。




ちなみにアントニオ猪木さんのテーマ・ソング「猪木ボンバイエ」は、モハメッド・アリと対戦したアントニオ猪木さんが、許可を得て、テーマ・ソングにした曲です。
アリも猪木さんの闘いを認めたという事でしょうか?


立っての投げ技や蹴り技が禁止の中、圧倒的不利のボクシング・スタイルで戦うしかなかった猪木さんでしたが、その時、あみ出した方法が中腰と寝る体勢の間で蹴りを繰り出したアリ・キックです。



学生時代の知り合いは猪木ボンバイエの事をずっと「猪木ガンバレ」と歌っていました。
小学生みたいですね~。

小学生と言えば、このレコードは小学生の時に買いました。
今では値段が高騰しているとの噂も。

ちなみにB面はテーマを編曲し、歌詞付けたものを(当時の奥様)倍賞美津子さんが歌っています。
♪ い~つもふたりで~

訃報

1月3日、歌手のやしきたかじんさんが亡くなりました。




関西圏では、ファンが多いたかじんさんでしたが、
関東出身の私も、好きな芸能人の一人でした。

関東でも、「たかじんのバー」という番組が深夜放送されていましたが、
関西に越して来てから、たかじんさんの番組を見る機会が多く、
芸能界のタブーを、口にするたかじんさんの凄さは驚きでした。

また、一度、問題があって、芸能界を離れた芸能人達が、
復帰する切欠になっていたのが、たかじんさんの番組であったような気がします。

たかじんさんの反骨精神的なところも好きであったし、
関西を愛しているところが伝わって来るのも良かったのです。


お悔やみを申しつつ、これからも遠いところから、日本の芸能界を見守って頂ければと感じています。

UPした写真は、たかじんさんのベストアルバム「TAKAJIN THE BEST - My memory 」
韓国ドラマ冬のソナタのテーマにもなっていた曲を、
たかじんさん版で歌っているバージョンも収録されています。
私のお気に入りの一曲です。

訃報

昨日5月8日アメリカ絵本界の大御所「モーリス・センダック」さんが、
脳卒中による合併症の為、83歳で亡くなりました。

人間、いつかは天国に行く日が来るものですが・・・
アメリカ絵本界、そして世界の絵本界は、大きな存在を失ったと言えるでしょう。

今回は、私なりのセンダックさんへの追悼記事を書かせて頂きます。




アメリカで、大人からも子供からも好かれた作品「WHERE THE WILD THINGS ARE」
日本語タイトル「かいじゅうたちのいるところ」
この作品は映画化されたり、人形も含めたグッズが発売されるなど、様々な分野で浸透しています。

そして、Little Bear のシリーズなど。
センダックさんはアメリカ絵本界の巨匠でした。




「WHERE THE WILD THINGS ARE」発売から25周年記念で出版された豪華本




センダックさんのサインが入っています。


日本では有名デザイナーのデザイン本ばかりがもてはやされているような気がします。

しかし、私は「絵本の王道」の感覚を感じられる、センダック作品が好きです。

「絵本の原点は何処にあるのか?」というや追求と、
そうでありながら「形にとらわれない事の重要さ」など・・・・
もう一度考えてみたいと思います。


有名デザイナーでもあり、PUSH PIN STUDIOの設立者の一人である「Seymour Chwast」(シーモア・クワスト)の「Still Another Children's Book」




この本の最初の部分に、センダックさんに捧げる文章が書かれています。



Dedicated to Maurice Sendak, whose books have given us great pleasure.

沢山の楽しみを与えてくれたモーリス・センダックに捧ぐ


アメリカ各地の古本屋を旅していると、絵本専門店でなくとも、センダックさんの絵本作品がショーケースに入っているのを見かけます。
(センダックさんのサイン本である事が多いようですが)
アメリカの書籍業界では、「センダックさんは偉大であった」のだと感じます。

センダックさんの絵本作品からは、色々な事を学べます。
時代を越えて愛される絵本の素晴らしさや、
色彩が少なくても皆に好まれる作品の凄さ、
アメリカ絵本の自由さを感じました。

そして、イラストレーターや著者という部分ではない、
人間としてのセンダックさんの人生観・・・・・
挑戦者であり、冒険者でもあり、人として正直であったセンダックさん。
「絵本は、子供を意識して描いてはいない。」と語っていたセンダックさんに、
今まで、いろいろな作品を有難うと言いつつ、
モーリス・センダックさんのご冥福をお祈りたいと思います。
安らかにお眠り下さい。


yajirusi_migi映画『かいじゅうたちのいるところ』
yajirusi_migi映画『INVITATION from SPIKE JONZE』
※『かいじゅうたちのいるところ』のスパイク・ジョーンズ監督が贈るフィルム。インタビュー形式でセンダックさんに迫っていく『みんなのしらないセンダック』は大変印象に残りました。
yajirusi_migi私達が見た感想はこちら
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